不登校から1ヶ月経つと、親はようやく子供の様子や今の状況がわかる。
子供の変化が急すぎて、訳が分からなかった1ヶ月目。
毎日、子供とのやり取りや、学校への連絡など一通り流れがはっきりしてきました。
なんとなく、今の状況がわかりはじめた。
周りが見えるようになってきた。
自分にほんの少し余裕がでてきた。
それでも、なぜ我が子はこうなってしまったのか…?
後悔とほかの子に対する羨ましいと言う猛烈な感情があふれていました。
長男ハルのこの一ヶ月の状況は変化があまり見えない事がほとんどになりました。
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不登校2週間目から1か月【長男の階段】
不登校1ヶ月から2か月目の様子
不登校になってしまうかも…から1ヶ月も経つと、ほぼ確信に変わりました。
息子は不登校になっていると。
学校でクラスに合流することの難しさを痛感した時期です。
学校の下駄箱まで行き、担任の先生と毎朝あいさつして帰るという日々が1ヶ月続きました。
ずっと、きっかけを探す毎日です。
近所の子供がランドセルを背負って下校している姿を見ると、どうしようもないくらい苦しくなりました。
「なぜ、我が子はあそこにいないのか…」
つい最近まで行けれたのに、なぜ?
家での過ごし方は基本的にゲームかDVDを見る。
最初は休んでいるのにゲームをやるなんて!とやらせていませんでした。
でも次第に、私は強く言わなくなりました。
ゲームをやらせていれば、私も楽だったんです。
毎日、毎日家にいるハルと過ごす時間が長く、何もすることもなく。
週4で働いていたパートも土曜日だけにしてもらっていたので、平日はずっと2人きりでした。
この時は私は、今にも気持ちが壊れてしまいそうな状況でした。
気付いていなかったけど、今思えば…ですが。
私はスクールカウンセラーや心療内科、その他機関に相談しに行く機会が多くなりました。
でも、この初めカウンセリングは今の状況を話すことから始まります。
今までの子どもの生活や癖など本人の性格を話して相談時間が終わることがほとんどでした。
すぐに子供に合った対策を教えてもらう事ができなかったんです。
長い目で見ると、有効的だけれど、すぐに動けるのはやっぱり親だけなんだと思いました。
スクールカウンセリングは月1回ということもあり、当てになりませんでした。それでも、話を聞いてもらえることのメリットはとても大きかったです。
当時はカウンセリングは子供に対して有効だと考えていたので、何とかハルを連れ出していました。
ハルの心の闇をカウンセリングで取ってもらえば、学校へ行けれると思っていたからです。
実際は、ハルだけじゃなく、家族全体の問題だったと後で気付きました。
今はハルはカウンセリングに行くことはありません。
できれば本人にも行って欲しいですが、定期的にカウンセリングを受けているのは私だけとなりました。
今だから思う事
不登校だと気付いた時、周りの子の姿を見るのがとても辛かったです。
なぜ、うちの子だけ…。
今は他の子を見ても当時のような妬みの感情は少なくなりましたが、やっぱり大勢の保護者が集まる場所に行くと、激しく気持ちが揺さぶられます。
今でも、そういった大勢の場は行きにくい場所となっています。
ただ、同じ状況を歩んでいる方と出会った時、「私だけじゃなかった」と救われたような気持になりました。
そう言った同じ目線で話せる人との出会いがあれば、気持ちも楽になるかもしれません。
「わかる。わかる。辛いよね。あなたは大丈夫?」
私は、この言葉を言ってもらえた時、涙が止まりませんでした。
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